トラブルの実際例

 ◆カップベース面のカジレについて

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品  番 SK30281F (カップ SC30053R  ブーツ SC30054)

車  種 U車系 4トン車

調査内容および理由

 取り付けて 12,000km走行後、分解点検したところカップベース部にカジレていた。

調  査

リップ部のシメシロは公差内に入っており、ヘタリ(熱劣化による現象)も見られなかったが、ベース部が約1/2周にわたって著しくカジレているのが確認された。

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原因の発見または推察
返却品がカップだけであったので断定はできませんが、以下の事柄が推察されます。
 @急ブレーキ及びダブルブレーキなどの使用頻度が多かった
 A最大積載量を超えて長期間運行されていた
 Bシリンダーとピストンのクリアランス(隙間)が大きかった 


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結論および防止策
 シリンダーとピストンは長時間使用すれば摺動によって必ず両方とも磨耗し、シリンダー内面とのクリアランスが大きくなります。
 圧力がかかるとカップはこの隙間にかみ込んで摺動し、少しずつカジリ取られます。そしてカジレは徐々に大きくなり、当該品のような欠肉をもたらします。
 通常、シリンダーとピストンのクリアランスは、トラック系車両で0.2mmが最大限度です。
これを超えた場合は、シリンダーAss'yで交換して下さい。

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