ブレーキ豆知識

    
        第
 現在のブレーキ 
 

 

現在のブレーキ

 1920年代に機械式のブレーキ(前回の自転車のような物)から、現在のような液圧式ブレーキが導入
  されました。

 ブレーキペダルを踏んで車が減速・停止するのは、誰でも知っていると思います。しかしよく考えてみると
  重量10トン、20トンある大型トラックが時速100kmなどの高速で走っているのを止めるケースもあるの
  ですから、大きな力(止めるための性能)が必要になります。

 今回はブレーキペダルを踏んだ時の小さな力が、どのようにして大きな力に変えられているのか? という
  ブレーキ機能の秘密をいくつか紹介して行きたいと思います。

 

「てこの原理」

みなさんは中学校で勉強した「てこの原理」という言葉を

覚えているでしょうか?この原理がうまくブレーキペダルに

応用されているんです。

Aが支点、Bが力点、Cが作用点です。Bを踏んだ力がCには

数倍になって伝わるわけです。小さな力を大きな力に変える

一つ目の秘密がこれです。

 

「パスカルの原理」

「パスカルの原理」この言葉をみなさん覚えていますか?これも
ブレーキにうまく応用されているのです。
まず紹介する前に「パスカルの原理」を忘れてしまった方のために、
簡単にその原理について説明したいと思います。

 

 

右図のような容器にA,Bとも同じ重さのものを同じ面積のものの上に
 浮かべたとします。  このとき両方がつり合うのは一目瞭然ですよね。

では次の場合、Bの面積(S)と重さ(W)をAの5倍にしてみたらどうで
しょう?
実はこれもつり合うんです。
A'の力でも相手の面積を大きくしてあげることでB’のように大きな
力を発生(釣合)させることができるのです。

 

A,BとA',B'の間には常にW/S=W'/S'の関係が成り立っています。これが
パスカルの原理ですね。
どうですか思い出しましたか?
この二つの原理をブレーキで応用されています。それが下の図になります。
これによりさらに数倍の力になっているわけです。

なんだか中学校の物理の時間になってしまいましたね。中学校で勉強した簡単なことが、ブレーキを踏む小さな力を、車が止まるのに必要な大きな力に変えるまでの大切な役割をしていたんですね。

次回は”ペダルの先には何が・・・・”と題してお伝えします。

 


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