Seiken
Q & A
Seikenブレーキパーツについて


Q1.カップのへそ付があるのは何故か。
Q2.カップのサイズの後ろに刻印されている"H"とか"S"は何か。
Q3.バックアップリングは何の役目をしているのか。
Q4.最近、ブーツでオレンジ色や水色のものがあるが何故か。
Q5.ブレーキ部品の品質管理・保管の方法について知りたい。
Q6.ブレーキマスターシリンダー(タンデム型)の液圧吐出口が
   4本配管のものはチェックバルブが付いていない場合が多いか。
Q7.ディスクブレーキ用マスターシリンダーのチェックバルブには、
   残圧を逃がす為の小穴があいているのか。





Q1.カップのへそ付があるのは何故か。

A.  カップにはリングタイプと皿タイプがありますが、リングタイプはピストンには
    まって取り付く為、カップの円周に亘って均等に液圧が発生します。これに対し
    皿タイプのカップはピストンと離れてセットする為、シリンダーへの組付等に初
    期なじみが出るまでの間、傾いてしまう事があります。その為カップの中心に出
    っ張り(へそ)を付けて、スプリングシートの中心の穴に、勘合させることによ
    り垂直にセットされるよう配慮しております。


Q2.カップのサイズの後ろに刻印されている"H"とか"S"は何か。

A.  カップのゴム材質を表すもので”H”はSBR(限界温度120℃)、”S”は
    EPDM(限界温度150℃)ということです。
    因みに、”NBR”は鉱油系のブレーキフルードに使用されるゴム材質で、現在
    ブレーキ用市販品としては供給しておりません。


Q3.バックアップリングは何の役目をしているのか。

A.  バックアップリングはカップのベース面が高い液圧等によりシリンダーの内面と
    ピストンとの間に入り込み摺動しているうちにカジリ取られるのを防止する役目
    をしております。一部大型車ではバックアップリングを使用しない車種でも現車
    では使用されている場合がありますので、交換時ホイールシリンダーに合わせて
    使用する必要があります。


Q4.最近、ブーツでオレンジ色や水色のものがあるが何故か。

A.  材質がシリコン系のゴムで造られたものです。
    特に大型車のドラム内にはライニングとドラムの摩擦によって発生するシリンダ
    ー周辺の温度は、かなり高温になり使用条件等によってはクラック(ひび割れ)
    が発生したり、ゴムの特性が失われることがあります。
    そのため、耐熱性・耐オゾン性・耐候性・耐寒性に優れたシリコンゴムが大型車
    に使用されております。


Q5.ブレーキ部品の品質管理・保管の方法について知りたい。

A.  ブレーキ部品は重要保安部品でありその用途に対して要求される品質・性能・耐
    久力を充分に満たす設計・製造・検査を行っておりますが、在庫される場合は、
    特に鉱油・水・ゴミ・直射日光は絶対避けるようにして下さい。
    また、ゴムは劣化しますし、鉄は錆の発生もありますので、先入れ先出しを心掛
    け長期在庫しないようにして下さい。


Q6.ブレーキマスターシリンダー(タンデム型)の液圧吐出口が4本配管のものは
   チェックバルブが付いていない場合が多いか。

A.  チェックバルブの主な役割として、ブレーキを作動させていない時の配管内に液
    圧を残し(残圧)、ドラムブレーキのホイールシリンダー内にあるカップに張り
    を持たせ、液洩れやエアーの進入を防止する事があげられます。従って、液圧吐
    出口の数とは無関係です。


Q7.ディスクブレーキ用マスターシリンダーのチェックバルブには、残圧を逃がす為の
   小穴があいているのか。

A.  本来、ディスクブレーキは、残圧があるとブレーキ引きずり(ブレーキが軽くか
    かっている状態)の原因となる為、チェックバルブは不要となります。ご質問の
    ように、ディスクブレーキ系統でバルブ使用の場合は、通常のドラムブレーキの
    ような残圧だと、ディスクブレーキが引きずりを起こしてしまう為、チェックバ
    ルブに小穴をあけたり、側面に溝を掘ったりして残圧を逃がしています。



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