ゴム部品 −カップ,ピストンシールとホース−

3.ブレーキホース
 ブレーキホースは、マスターシリンダーで発生した圧力をディスクブレーキやホイールシリンダーに伝える重要な部品です。
 ブレーキホースは1p平方当たり30〜150kgの高い圧力がくり返し加えられます。また、低温、高温や泥水そしてゴムにとっては大敵のオゾンにさらされながら激しい振動に耐えなければなりません。
 ブレーキホースは、このような過酷な使用条件下でも安心して使用できる構造をしております。

構造と部分呼称

最近の車のフロント側には中間金具付の長いホースが 使われております。


ブレーキホースの主な規格

JIS D2601-1985確認より抜粋(但し各数値の許容範囲は省略)

項  目

主な試験条件

規 定 事 項
内容積膨張変化 自由長305mmで
10.297MPa{105kgf/cm2}
0.79cm3以下
水 圧 試 験 20MPa{200kgf/cm2}で1分後
30MPa{300kgf/cm2}で2分
異状がないこと。
破 裂 強 さ 毎分171.62MPa{1750kgf/cm2}の加圧速さで加圧 49.03MPa{500kgf/cm2}以上
引 張 強 さ 約30mm/分 1471.0N{150kgf}以上
耐 疲 労 性 1,569〜1,765MPa{1618kgf/cm2}で800rpm(直径20cmの円運動) 35時間以上





破 裂 強 さ ホースは中央外面ゴム30±3mmをはがし取り、室温の水中に70〜72時間侵せきする 49.03MPa{500kgf/cm2}以上
引 張 強 さ 1471.0N{150kgf}以上
耐 疲 労 性 35時間以上
耐 油 試 験 作動油中70℃ 96時間 ゴム面に著しい膨張その他の異状がないこと。
低 温 試 験 -40℃ 70時間 切れたりまたは割れたりなどしないこと。
オゾン劣化試験 オゾン濃度50pphm
40℃ 70時間
き裂の発生がないこと。
耐 腐 食 試 験 食塩濃度5%35℃の塩水を24時間吹き付ける 継手金具に赤さびおよびこれに相当するさびの発生がないこと。

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