トラブルの実際例

4.

ブレーキホース
 ◆ブレーキホースの液洩れについて

1)

2)

3)

4)

品  番 SH30777S フロントブレーキホース

車  種 M車系

調査内容および理由

 取り付け後、金具より液洩れを発見した。

調  査

@ 外 観
 片方の金具で、ブレーキパイプフレアナット締め付け時に発生するシート面の当り跡が半周しか付いていなかった。(写真)
 その他に異常は見られなかった。
A 寸 法
 
寸法測定の結果、異常なし
B シート当り検査
 ブレーキパイプのシート面に塗料をつけ、当り検査をしたところ、金具のシート面全周に着色され異常なし
C 水圧テスト
 250kgf/cm2×5分間で異常なし
D 再現テスト
 実車相当の作動試験機の配管として試験を行った結果、異常なし 


5)


原因の発見または推察
 液洩れは、ブレーキホースとブレーキパイプフレアナットの接続部から徐々に発生したものと思われ、次のような事柄が発生原因として推察されます。
 @ブレーキパイプフレアナットの変形
 Aブレーキパイプフレアナットの締付不足
 Bブレーキパイプフレアナットの異物付着
 Cブレーキパイプフレアナットの締付時センターリング不良


6)


防 止 策
 ブレーキパイプとフレアナットの間にクリアランスがあるため、充分にセンターリングを確認しないで締め込みますと、当りが出ないことがあります。また、その際には均一にトルクがかかりませんので、シール不良を起こすことがあります。
 特に車両レイアウト上、ブレーキパイプとブレーキホースとの接続が窮屈な場合、センターリング不良が発生しやすいので、パイプを揺すりながらフレアナットを締め付けて下さい。

目次に戻る