トラブルの実際例

2.

ホイールシリンダー
 ◆カップキットの液洩れについて

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品  番 SK41631R (カップ SC47567R ブーツ SC40054)

車  種 T車系

調査内容および理由

 取り付け後1週間でブレーキの調子が悪くなった。分解したところブーツ側より液洩れが発見された。

調  査

@外 観
 
カップに下図のような当り不良を起こしている個所が確認された。

A寸 法
 
寸法測定の結果、異常なし

B再現テスト
 当該カップをシリンダーボデーにセットし、実車相当の作動試験機で試験を行なった結果、液洩れは再現されなかった。


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原因の発見または推察
 サラ形カップに多い当り不良の状態で、カップがシリンダー壁に正しく密着していないために生じた液洩れと推察されます。
 サラ形カップをシリンダーに組み込む場合はカップが傾き易く、不安定な状態で組み込まれますと液洩れの原因となります。
 特に、ホイールシリンダーはピストンのストロークが小さい(約2mm以下)ため、カップが変形した状態から正常の形に復元するのが遅くなり、液洩れが起こり易く、これを初期洩れと呼んでいます。

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防 止 策
組み付けの際は、ラバーグリースまたは組み付け液を塗布の上、ピストンの端面にカップベース面を指でよく密着させ、組み付け後は数回ストロークを加え、シリンダー内面によくなじませるようにして下さい。

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