トラブルの実際例

 ◆クラッチマスターキットの作動不良について

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品  番 SK44121 CM/Cキット

車  種 T車系

調査内容および理由

 取り付けて2週間(130km)走行後、時々踏み代が出ずクラッチの切れが悪かった。

調  査

@外 観

シリンダーボデー....内面には通常見られる摺動キズの他に異常は確認されなかったが、バルブゴムがシールする先端壁に汚れが確認された。
ピストン、カップ、バルブゴム....異常なし

※ シリンダー先端壁の汚れ

A寸 法
 
寸法測定の結果、異常なし

B再現テスト
 実車相当の作動試験機で試験を行った結果、低圧テストで ”液圧が上がらない”状態が再現された。


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原因の発見または推察
 バルブゴム自体に異常が見られなかったことから、シリンダー先端壁に異物が付着し、そのためにバルブゴムでシールできずに液圧が発生しなかったものと推察されます。

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結論および防止策
 組付時にシリンダー内部の洗浄が不充分な場合があります。このタイプのシリンダーはバルブの位置がシリンダー内で最も洗浄しにくい先端にあるために、サビの発生や汚れ、異物が附着し易く、結果としてバルブゴムでシールできなくなり、踏み代が出ない、クラッチが切れないなどのトラブルの原因となります。
シリンダーの洗浄はすみずみまでていねいに確実に行なう事が必要です。

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