トラブルの実際例

 ◆タンデムマスターキットのエアー抜き不良について

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品  番 SK43931

車  種 T車系

調査内容および理由

エアーがスムーズに抜けなかった。そのためシリンダーアッセンブリーで交換した。

調  査

@再現テスト
 
実車相当の作動試験で試験を行った結果、セコンダリー側は問題なかったが、プライマリー側はエアーがスムーズに抜けなかった。テストの状況としては、プライマリー側で長時間ストロークされた後、しばらくして急にエアーが抜けはじめた。エアー抜き後の液圧気密については異常はなかった。

A外 観
 シリンダーボデー・・特に異常は見られなかった。
 ピストン・・プライマリーピストンに、白いグリースが多量に塗られているのが
 確認された。

B寸   法
 
寸法測定の結果、異常なし。

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原因の発見または推察

プライマリーピストンにグリースを多量に塗布したため、バイパスポートに目詰まりを発生させたものと推察されます。そのため、エアー抜きのときブレーキフルードの補給がスムーズにできずに、エアー抜きができなかったものと思われます。

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防 止 策
タンデムマスターシリンダーの整備時、ピストンにはブレーキフルードまたは組付液を塗布するようお願いします。ゼリー状のグリースは、多量に塗布しますと、小さなポートに目詰まりを起こし、作動不良を発生させる場合があります。

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